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JAZZ ART せんがわ が好きだ

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今年も終わってしまったJAZZ ART せんがわ。
来年の10周年に向けて、もっとたくさんのひとに足を運んで欲しい。
そこで、このイベントについて思いの丈を書きつけてみました。
いろんな音楽好きに届けっ。

2016終演

JAZZ ART SENGAWA 2016、控えめに言って最高でした…。(脱力)
ここでしか見られないセッション、アーティストの数々。
CDやお店でかかるような繰り返しの音楽に慣れた耳に、
セッションの楽しさ、即興の面白みが心地良い。

今年はThomas Strønenさんのプロジェクト「FOOD」が一番好きな音でした。
あと橋本一子さんカッコ良かった…。
ヒカシューは「ロックバンドのナリをしてるのにジャズフェスにしかほとんど出たことない」って巻上さんが自虐ネタにしてたけれど、ロッキンとかでも歓迎されると思います!誰かっロッキンなどロックフェス関係者の方はいらっしゃいませんか)

きっかけ

そういえば僕が初めてこのイベントを訪れたのは、
2012年7月、クラムボンのmitoさんがセッションをすると聞き、
せっかくだからと最終日の1日通し券を買ってみたのがきっかけでした。
クラムボンでのmitoさんの演奏が好きで、なんとなくそういう頭で聴き始めたら、度肝を抜かれた。
そこにあったのは圧。
3人(mito(b)+勝井祐二(vl)+坂本弘道(cello) )の個がぶつかり合って譲らない。
それは音楽の演奏というより、音による表現。
それまで音楽について持っていたイメージの枠が壊れた気がしました。

同じ日にあった『梅津和時×熊谷和徳 仙台コネクション』(sax, cl × tap dance)は、
このお値段でこんな近さでこんなすごいもの観ちゃっていいの?!って感じでした。
(というかどのライブもそんな感じなのです。)

それから毎年、全部行けなくてもとりあえず2日間の通し券を買っています。
ここに来ればなにか面白いものが、自分の意識の外にあるものが体感できるという期待のもとに。そして、この素晴らしいイベントがずっと続きますようにと願って。

Jazzって

なんだか敷居が高いと感じていたけど、今はちょっとだけ仲良くなった気がする。
Jazzってひとことで言うなら、前に先輩から聞いた、
「RockやPopを演劇とすれば、Jazzはトークショーという表現がぴったりだなと感じます。
演者の自由度が高いから、その日その時になってみないと何が起こるかわからない感じ。
「こんなんどう?」「いいね、それいこう」とか、
「おりゃーー!」「それならこうじゃーー!」とか、
「あ…あ…」「うう…うぇ…」とか、
そんなのが音で繰り広げられてる。

ステージ以外のお楽しみ

そして、ライブの合間には、フリーセッション公園ライブと、
CLUB JAZZ屏風という「2~3名の限られた観客のみがアーティストの演奏を体験できる、移動式極小ライブスペース」(公式HPより)を楽しむ。
だいたい毎年なにか面白いことが起きるのでこれだけ見ていたい気持ちもある。
でもステージの時間とかぶるので毎回泣く泣く移動する。

チケット買わずとも、公園ライブとCLUB JAZZ屏風だけでも楽しいイベントです。

そして一昨年から三年連続でLAND FESが同時開催されていて、
頑張ればLAND FES全公演とJazzArtSengawa全公演観れる!(ちょっとしんどいけど)

ちなみに

このイベントは調布市の資金も含めた支援(主催)と文化庁の助成があって成り立っています。
そして、昨年調布市とカナダのケベック州が文化的交流の包括的提携を宣言しました。
これを受けて、このイベントが10周年を迎える来年、ケベックのアーティストとの交流など、更なる拡がりを見せるようです。
(来年4月の調布市議会で予算が下りるまで未確定だそうですが…)
楽しみ。


プロデューサーの巻上公一さん、藤原清登さん、坂本弘道さん、そして調布市せんがわ劇場イベント実行委員会のみなさん、ありがとうございました!
来年もよろしくお願いします。

関連リンク

公式ページ Official WebPage

jazzartsengawa.com

2016年プロモーションビデオ

JazzArtSengawa関連動画(〜2012年ダイジェストなど)