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世界の切りとり方

冷たい荒野を飼う

シベリア鉄道旅行記 更新中です。

世界遺産小笠原諸島・バイク旅のすすめ

はじめに

転職前の期間を利用して、小笠原諸島の父島に行ってきました。
バイク(といっても原付だけども)借りて回ったらいろいろと最高だったのでご紹介。写真盛りだくさん。

要約

  • 絶景&絶景。
  • ツアーに参加しないと行けないところもあるけれど、それ以外はバイクがあると好き勝手回れて楽しい!初めての小笠原なら海のツアー×バイクがオススメ。
    (バイク乗ったことのない方はやめておいた方が無難です。車の運転とはまた違いますので…)
  • 繁忙期(GW、夏季、年末年始)は予約すぐ埋まるので気をつけて。

小笠原って

小笠原諸島は、東京から南に1000km、まさしく絶海の孤島(いや諸島だけども)。
一度も大陸と地続きになっていないために、動植物の固有種がたくさん。
東京都だけど沖縄と同じくらいの緯度なので、冬でも泳げるくらい温かい。

空港がないため、竹芝客船ターミナルから船で父島へ向かいます。片道24時間! 父島周辺の島は兄島、弟島など男系親族の名称が。
父島から船で2時間かけて行ったところにある母島周辺には姉島、妹島などなど。
人が住んでいるのは父島と母島のみ。(だったはず)
今回は父島だけ行きました。

出航

おがさわら丸どーーん! 2016年7月に就航した、3代目の船。 11000トン。900人くらいの客が乗れるそうだ。
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さらば東京。 f:id:aewshyae:20170304143508j:plain

一番安い等級の船室はこんな感じ。 f:id:aewshyae:20170304143537j:plain ひとりずつ区画が分かれているし、
枕のところに仕切りがあるのでお隣さんも気にならない。

東京湾を抜けて、伊豆七島を過ぎると、
本当に海しか無くなる。

れいな夕焼け、広い空は船旅の楽しみのひとつ。 f:id:aewshyae:20170304145232j:plain
この頃には、空気が暖かくなってきていて、いくらか南に来たことを感じられた。

到着

着いたどー! f:id:aewshyae:20170304145427j:plain 宿の方々が出迎えてくれます。 f:id:aewshyae:20170304150000j:plain 大きな荷物を預けて、そのまま観光に出掛けられるのはとてもありがたい。
帰りも宿から港まで荷物を持ってきてくれました。(これは宿によるかもしれません)

原付で山を攻める

交通手段

小笠原の父島では、レンタルバイク、レンタルサイクル、村営バス(1日〜3日乗車券あり)などがあります。
ツアーに参加すると、半日5000円〜、1日10000円〜が相場。
そこで!レンタルバイクなのです。
僕が借りたところでは50ccバイクが、
3時間1600円ですが、3日間72時間借りると4300円!
保険の300円を追加しても5000円未満という安さが魅力。

というわけで、事前に予約しておいた原付を借りる。
乗るのが8年ぶりで、おっかなびっくり出発。

いろんなところを巡るツアーもあるけれど、気に入ったところでずっと写真を撮ったり、ぼーっと過ごしたり、自分のペースで回りたい人には原付オススメ。
ツアーでも原付でも、道路があるところで近くまで行って、そこから歩きなのは一緒。

展望台からの風景は、海の透き通るような青と山の緑が、強い風とあいまって、最高の爽快感だった。
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山道は、色鮮やかな落ち葉が一面に敷き詰められていたり、
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南国感のあるオガサワラビロウがその大きな葉を広げていたり、
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尾根線からは、急峻な山々が望めて、見ていて飽きなかった。
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そしてもちろん綺麗なビーチも。
f:id:aewshyae:20170304174616j:plain 海岸も、場所によって表情が全く違って面白い。
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海のツアー(南島、クジラ、シュノーケリング

3日目は海のツアーに参加。もちろん東京出発前に予約済み。
24名乗りの船に乗り、出航。 同じ宿のおっちゃんたちに話を聞いてはいたけれど、湾を出てすぐの頃はぐわんぐわん揺れて、これがずっと続くなら絶対吐く…と思ったほどだった。(実際に気持ち悪くなって横になっている方もちらほらいました)
たまに姿を見せるザトウクジラを追いつつ南島の方に向かうと少し揺れが落ち着いた。最初の揺れを乗り越えたら、もう大丈夫だと思えた。

そして南島上陸。
f:id:aewshyae:20170304172627j:plain 小笠原南島の沈水カルスト地形は国の天然記念物に指定されているそうですよ。
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それからまた海に出て、
クジラの出現を待つひとびと。 f:id:aewshyae:20170304173658j:plain そしてクジラ! しっぽの模様で個体識別するそうです。
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急に近過ぎるところ(約5m)に現れてうまく撮れなかった…。
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クジラのジャンプ!
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ジャンプ撮れたのは本当に幸運でした。
飛び出してくるのを予想して、揺れる船の中で絶えずカメラを向け続ける忍耐と、最後は運だなと思ったのでした。

海から眺める父島の断崖絶壁も、場所ごとに表情が違っていて見ていて飽きないのですよ。
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シュノーケリングは、初めてやったのだけれど、もう最高でした。
(僕の申し込んだところではウェットスーツ、シュノーケル、フィン、レインウェア、軍手がツアーに含まれていました)
水深5mくらいのところに、見渡す限りのサンゴ礁。色とりどり、形も様々。ずっと浮かんでいたいと思った。
写真が撮れなかったのは残念…。アウトドア用の防水カメラ買おうかな…。
自分の意思で南へ旅行したのは初めてだったけれど、南の島もいいなあと思ってしまった。

ご飯

到着初日のお昼は島寿司、カメ寿司。 (奥がヅケをからしで食べる島寿司、手前真ん中がウミガメ) f:id:aewshyae:20170304150126j:plain
どれも身が濃厚で美味しかった!ウミガメはやや固めな肉質でした。

こうもり亭というところに泊まったのですが、宿のご飯がおいしかった!

戦跡

戦争の遺構がさまざまなところにありました。
山中には防空壕がそのまま残っていたり。
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高射砲塔跡?のようなものがあったり。
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戦跡をめぐるツアーもあるようです。

星空

港から離れると、街明かりがなくなり、晴れていれば綺麗な星空が望める。
到着初日の夜は、夕焼けのころ曇っていたので諦めていたけど、夕飯のあとで空を見ると晴れ渡っている! ビーチまで行って、ヘッドライトを消すと闇夜ではなく満天の星空だった。 f:id:aewshyae:20170304155402j:plain
ナイトツアーもあるけど、自分で星撮ったりするには、原付などの足があると便利。
好きなだけ撮っていられます。

即席スターナイトツアー

そのあと二晩は曇り空だったけれど、父島最後の晩はとてもよく晴れた。
同じ宿のおじちゃんが星見たいと言っていたのを思い出し、声をかけた。
近場で済まそうかなと思っていたけど、
「せっかくならきれいなとこで見たい!」ということで即席スターナイトツアー。
人員は僕除いて4名。年代は確か、20代、60代、70代、70代。ガイドは僕。
片道30分の、ほぼ一本道を歩きながら、
たまにライトを消して星空を楽しんだり、冬の大三角やオリオン座、北極星などを示したりするのは楽しくて、
おじちゃんたちにも楽しんでもらえて、ツアーガイドの面白さが少し分かった気がしたのでした。

春の星座ツアー

帰ってから、20代のOさんに「未明に春の星座を観に行きませんか」と誘われ、
面白そうなことには全力で乗っかるスタイルで旅をしていた僕は、睡眠時間を気にしつつも乗っかったのだった。
さそり座(中央下寄り)とスピカ(一番明るい星)。
f:id:aewshyae:20170304170930j:plain 普段なかなか見る機会のない春の星座を街明かりのないところで見る機会をくれてありがとう。

最終日:出航

たくさんの人、船がお見送り。最後は船からタイブ!
f:id:aewshyae:20170304184407g:plain (ループしてるので待ってるとまた最初から始まります)

まとめ

おがさわら丸は、基本6日で1往復(繁忙期はもう少し多い)なので、 まとまった休みが取れないとなかなか行くのは難しいですが、 船旅も含めて、小笠原旅行だなと思います。
(船で沖縄の離島や奄美に行ったら同じような感じなのかも?)
興味が湧いた方はぜひ検討してみてくださいな。

参考リンク

www.ogasawaramura.com このリンク先に並んでいるガイドパンフレットには小笠原観光に必要な情報全てが載っていると言っても過言ではないかもしれません。
やたらファイルサイズが大きく重いのが難点(スマホで見るのは辛いかも)ですが、
竹芝客船ターミナルや船内、小笠原に着いてからでも入手できます。
自分でバイクや自転車を借りて回ろうと思っている人は必読。

goo.gl 他の写真も見たい方はこちらをどうぞ!
120枚程度になんとか納めました。

docs.google.com 僕の持ち物リストです。(少し抜け漏れあるかもしれません…。)
よかったら参考にしてくださいませ。